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日本酒って何からできてるの?お米と水だけじゃない!

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日本酒って何からできてるの?お米と水だけじゃない!

「日本酒はお米と水で作るんでしょ?」と思っている方、実はもう一つ重要な材料があるんです!今日は日本酒の本当の原料について、わかりやすく解説していきますね。

お米(酒米)- 日本酒の主役!

日本酒の主役となるのは、普通のお米とは違う「酒米」という特別な品種です。

  • 山田錦五百万石などが有名
  • 普通のお米より大粒
  • 中心に「心白」という白い部分がある
  • この心白が麹菌の住処になります

水 - 味を決める重要な要素

日本酒の約80%は水!水の質が味を大きく左右します。

  • 軟水を使うと→まろやかな味わい
  • 硬水を使うと→すっきり辛口
  • 有名な酒蔵は良質な水がある場所に建てられている

麹菌(こうじきん)- 秘密の第3の材料!

これが多くの人が知らない重要な材料です!

麹菌の役割

  • お米のデンプンを糖に変換する魔法の微生物
  • 麹菌がいなければ日本酒は絶対に作れない
  • まさに縁の下の力持ち

なぜ必要?

日本酒作りは「糖化」と「発酵」が同時に起こる世界でも珍しい醸造方法。麹菌が糖化を担当し、酵母が発酵を担当する絶妙なチームワークなんです!

日本酒ができるまでの流れ

精米 → 麹作り → 仕込み → 発酵 → 完成!

  1. 精米: お米を削って雑味を取り除く
  2. 麹作り: 蒸したお米に麹菌を付けて繁殖させる
  3. 仕込み: 麹・水・蒸米を混ぜ合わせる
  4. 発酵: 約1ヶ月かけてゆっくり発酵
  5. 完成: 搾って美味しい日本酒の出来上がり!

まとめ

日本酒は「米・水・麹菌」の3つの材料から生まれる芸術品です!

特に麹菌の存在を知らない人が多いのですが、これこそが日本酒を日本酒たらしめる重要な要素。次に日本酒を飲むときは、この小さな微生物たちの働きにも思いを馳せてみてくださいね。

きっと今まで以上に日本酒が美味しく感じられるはずです!